「色の配慮の方法や考え方を『カラーユニバーサルデザイン』あるいは『色覚のバリアフリー』といいますが、この言葉はそんなに昔からあったわけではありません。文科省や眼科医、そして市民団体が『見分けにくい色』について説明していましたが、産業界や官公庁が積極的にバリアの改善に乗り出すのは時間がかかりました。
人の感覚の問題は、他の具体的に配慮すべき問題と比較して理解が難しいのです。しかも、『文字を大きく』『読みやすい文字で』といった配慮に比べ、カラーユニバーサルデザインの配慮の方法は様々です。どれをどのように採用するかによって美しくも醜くもなります。
カラーユニバーサルデザインの実践のためには、まず゛『問題が何にであるかを視覚的に理解する』次に『なぜそのようなことが起こるのかを学ぶ』そして『どのような方法で』『どのように改善すればよいかを知る』ことが必要です。
2014年「カラーユニバーサルデザインをすすめる会」を発足して、カラーユニバーサルデザイン(CUD)を学びすすめていく実践をはじめました。